大地震発生を想定して、 この夜、小学生が段ボールハウスに泊まり ます(^O^)
この日〈21日〉2度目の読み聞かせ&講演は富山市立 芝園小学校で、夕方の5時から行われました。 この日は芝園小学校の夏休み企画の一つとして大地震の 発生を想定しての訓練で在学児童500人のうち希望者 100人あまりが体育館の中に設置された10あまりの ダンボールハウスに分宿します。 そのダンボールハウスを見ましたが、それぞれ設計が違い、 堂々たるできばえで、僕もどれかに泊りたくなりました。 基本設計にはPTAや、先生方が関わったようですが、 作ったのは子供たちです。 その子供たちが一緒に泊る係りの先生方や、PTAの役員の お父さん方と階段式ホールで待っていてくれました。 「心の備えを強くして不意の地震に対処しよう」という 演題で、山古志村の被災者に読み聞かせボランティアを 行ったときの体験を中心に話しました。 僕は「よい子に読み聞かせ隊」のメンバーとともに、 2004年10月23日に、 新潟県の三条市と柏崎市の幼稚園を訪れています。 2ヶ所での読み聞かせ&講演を終え、主催者に長岡駅まで 車で送って貰いました。 ティケットに記載されたときより早いときに乗れることが わかったので、そのときに変更しました。 大宮駅の手前でときはのろのろ運転になり、停車して しまいました。 やがて、車内アナウンスがあり、中越地震の発生を知りました。 そのときはしばらくして運転を再開して東京に到着しましたが、 予定のときに乗車していたらJRが用意してくれた長岡の宿舎で 一泊を余儀なくされていたところでした。 ところで、幼稚園の子供たちは無事だったろうか、ときが 停車したときからケータイで連絡をとろうとしたのですが、 かなりの時間、連絡がとれなかったですね。 やっととれたのは帰宅してからでしたが、どちらの幼稚園の 子供たちも全員無事とわかったときには 胸をなでおろしました。 それから何ヶ月か経って、長岡市内の私立の高校だった と思いますが、そこの体育館で避難生活を送っている 山古志村の子供たちを読み聞かせ慰問に訪れました。 体育館に入るまでは打ちひしがれているのではないか と心配でしたが、子供たちは大声を出し元気いっぱいに 遊んでいました。 そうか、未来を築く子供たちは立ち直るのも早く、 未来を見ているのだな、と納得しました。 その子供たちの元気なことに励まされて、大人たちは 復興への力を出すことができるのだと思いながら、 熱を入れて読み聞かせを行いました。 そんな話に芝園小学校の子供たちは真剣に 耳を傾けてくれました。 「備えあれば憂いなし。さあ、今夜はいい夢を見てね」 うなずく子供たちに、僕は元気を貰いました。
スクロールしてご覧下さい。▼