ごちごちの死刑廃止論者ではないが、 将来的には死刑はなくなるだろう、 と僕は思っている、 文明文化の流れの中で、 死刑は旧弊な刑罰として、 沈んでいくように見える、 それはともかくとして、 今回の連続不審死事件で、 木嶋佳苗被告に死刑の結論を下した、 男女6人の裁判員には、 心の底から その勇気と労苦を称えたい、 決定的な物的証拠は何もなく、 状況証拠だけで、 初公判から判決まで36回の公判のすべてに参加し、 選任手続きの日から100日に及ぶ裁判を務め切った、 決め手になる物的証拠はない、 万万が一、濡れ衣だとしたら、 と夜も眠れぬ日が随分とあったのではないか、 タフに審理に当たり、 数多の状況証拠を吟味しつくして、 得た今回の結論は、 大変に貴い、 報道で知る限りだが、 25歳と27歳のうら若き男性がいた、 彼らにとってこの結論は、 価値ある重いものとして一生ついて回るだろう、 きっと、 これからのそれぞれの人生に、 大きな実りをもたらすに違いない、 6人の裁判員のみなさま、 ほんとうにほんとうに、 有り難うございました。
スクロールしてご覧下さい。▼