来週の日曜日の27日、 郡山市を訪れます、 中央図書館で読み聞かせ&講演を行い、 市民文化センターで、 トークとサイン会を行います、 去年の5月、 栃木県に多くの避難所がありました、 福島の方々が避難生活を送られていました、 「よい子に読みかせ隊」は、 そのうちの3箇所を、 読み聞かせ慰問をして回りました、 小山市の県南体育館は、 最大規模の避難所でした、 ミニコンサートや、紙芝居もおりまぜた、 読み聞かせ会が終わり、 そのあと、 僕は車に積んできたプレゼントの絵本を、 子供たちにサインをして渡しました、 それが終わり、 ほっとして立ち上がったときでしょうか、 赤ちゃんをだっこしたあなたが、 僕に向かって駆けてきました、 もう終わってしまったんですね、 とあなたは言い、 この子を抱いてください、 と続けました、 文字通り赤子でした、 抱くと、 とても柔らかい重みが、 僕の胸にかかりました、 生後22日です、 あなたは声を弾ませて 写真を撮りました、 郡山からの避難者は、 少なかったと記憶しています、 あなたはきっと、 生まれて間もない、 赤ちゃんの健康を気遣い、 避難してきたのだと推察します、 赤ちゃんの性別は、 覚えていませんが、 今は郡山にお戻りでしょうか、 今回の催しを知ったら、 ぜひ赤ちゃんともども、 姿を見せてください、 また抱かせてください、 重くなったでしょうね、 抱いて、 いつまでも健やかであれ、 さち多くあれ、 と祈りたいのです、 そして、 その確かな鼓動を胸に受けて、 僕も赤ちゃんにあやかりたいのです。
スクロールしてご覧下さい。▼