朝日の声欄に載った20歳の大学生の投書を紹介し、 イジメを受けていたら今すぐ学校から離れ、 好きなことを見つけましょう、 という意見に全面的に賛成した、 この小生のブログ記事に、 44通のコメントが寄せられた、 発端は概略、 次のようなコメントがきたことだった、 逃げているだけなことに気づくだろうか、 こんな単純で安直な文章がなんで載ったんだろう、 とくめいさんと名乗る、 このコメントに反論するかたちで、 大学生の投書者の意見を支持するコメントが、 陸続と寄せられたのである、 1通だけ、 この場がとくめいさんに対するイジメの場になっている、 とくめいさんはすぐにこの場から離れたほうがいい、 という内容のコメントがあった、 それ以降、 寄せられるコメントは間遠になっている、 僕の意見は記事ではっきり述べているので、 ときならぬ論戦の場になったコメント書き込み欄を、 黙って見守らせていただいた、 投書の内容に全面的に賛成する立場の、 ブログ記事に寄せられたコメントであり、 大津イジメ事件に対する批判が沸騰している折でもあり、 圧倒的多数が投書の大学生の意見に同調したのは、 当然の結果かもしれない、 しかし、そのことを抜きにしても、 自らも死にたいと思ったほどのイジメを受け、 最近のイジメがどんなものかをよく知る、 20歳の大学生の意見は重く貴いと思う、 朝日の朝刊に、先頃から、 「いじめられている君へ」、 と題するシリーズが始まった、 各界の人達が日替わりで意見を寄せている、 今朝は評論家のMさんが、 自らの体験と重ねて、 本人が反撃しもがくしかない、 と述べている、 小学生時代、 デブで勉強もできなかったMさんは、 イジメを受けた、 あるとき、 ビー玉遊びをしていて手許が狂い、 ビー玉がイジメっ子の額にぶつかり、 イジメっ子が大泣きした、 それで、戦えばいいんだと思った、 別のとき、 サッカーをしていて、 たまたま足にボールが当たり、 それがゴールに入った、 以来、みんなが認めてくれたという、 ビー玉もサッカーもたまたまのことで、 果敢に反撃したり、 闘魂をたぎらせての結果ではなさそうである、 それはまあいいとして、 今50代半ばのMさんが小学生の時代は、 イジメるほうも限度を心得た時代で、 先生も周りの児童も、 イジメが目に余れば、 必ず止めに入った、 イジメっ子にとって、 先生や、クラスの大衆は、 怖い存在だった、 今のイジメは陰湿、巧妙、執拗で、 限度がない、 下手に反撃すれば命にかかわる、 また、反撃に出るにしても、 後が怖いあまりに、 徹底してやってしまい、 被害者が忽ちに加害者になってしまう、 その恐れが高い、 やはり、 今は先生も、 イジメっ子の親も止めてくれないなら、 さっさとイジメの世界から離れることが、 最良の選択である。
それから60年、 ネコは一部ペット風に飼われているが、 おおよそ昔の孤高さを維持し、 餌だけは当然の権利として、 人間に貰いながら、 見事に人間と棲み分けている、 巧みに付かず離れず、の 絶妙な距離感を心得ている、 その猫族から見て、 多様な種類が多様にペット化し、 人間に依存しているイヌ族は、 どんなふうに映るのだろう、 昔以上にイヌには関心がないのかもしれない、 10年以上前、 我が家に小型種のイヌの子が貰われてきた、 我が家にいたネコが、 猛々しく鳴き騒ぎ、 威嚇し、 見てないと飛びかからんばかりだった、 凄惨なことにならないよう、 イヌの子を別の部屋に隔離したが、 ネコはドア越しに威嚇し続けた、 危険なのでイヌの子を他家へあげたが、 ネコの猛々しい反応は、 テリトリーを守る当然の行動だったのだろう、 人間と見事に棲み分けているのではなく、 人間を召使に思っているのかな、 と僕はつかの間、本気で思った。
スクロールしてご覧下さい。▼