都留文科大学で読み聞かせ&講演を行い、学生への新しい大きな期待が湧いてきた

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志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.250 2013年1月26日 掲載分
 

都留文科大学で読み聞かせ&講演を行い、
学生への新しい大きな期待が湧いてきた

子どもを含む地域の住民の方々もいたが、
階段式の大教室を埋めた人々の大多数は、
学生達だった、
演壇に立った途端、
キラキラ輝く瞳の数に圧倒された、
期待度が大きい、
と直感した、
「読み聞かせ、およびいじめについて」、
と演題にいじめが入っているせいか、
と思った、
去年、
大津いじめ事件が脚光を浴び、
今年は早々に、
高校運動部の顧問教師が、
部員に体罰を加え、
それを苦にした部員が自殺する、
という事件が起きた、
それで、
関心をそそられたのか、
と考えた、
確かに、
いじめに触れた話にも、
熱心に耳を傾けてくれたが、
お目当ては、
読み聞かせの実演だった、
物語の世界に入り込み、
読み聞かせ以外の音声が、
どこか地の底へ沈んでしまった、
ように思えた時間だった、
教師志望者の多い大学として知られたところだが、
読み聞かせに対する関心が、
これほど高いとは。
サイン会では、
あっという間に本が完売になった、
河口湖の書店でバイトしている、
という女子学生は、
「高校教師を志望しているんです。
いつか高校生に読み聞かせをしたいです」
と、熱く語った。
各地の高校で、
僕は読み聞かせを、
講演内容に取り入れてやっている、
時間があれば彼女にその話を、
ゆっくりとしてあげたかった、
大丈夫だな、
と僕は思った、
読み聞かせが大好きな、
小中高の先生が、
いっぱい現れてくれば、
日本の子どもは、
日本は、
大丈夫だ、
と大きく期待を抱いたのである、
都留文科大学の学生たちに、
僕は夢をもらった、
有難う。

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