ドカン、 まるで100トンぐらいの、 プレスがかかった足音なんだよ、 ドカン、 でも、 姿は見えない、 僕、 何だろうとついているの、 ドカン、 エッ足首から下の足だけだ、 ドカン、 足首の上も少し見えてきたぞ、 ドカン、 おっ膝下まで見えてきた、 ドーッカン、 ああ膝上まで見えてきた、 もういい、 僕はドカンから離れた、 ドドーッッカーン、 凄い音になってきたぞ、 どこまで正体を表したんだろう、 でも、 僕は振り返らなかった、 あいつが、 この世を滅ぼすんだもの、 僕は懸命に走った。
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