アミメキリンの子どもがくる日、北の街の子どもたちは大きな夢を描くだろう

直木賞・絵本・児童書・作家|志茂田景樹のWeb絵本-読み聞かせ劇場
直木賞 絵本 児童書 作家|志茂田景樹のWeb絵本-読み聞かせ劇場直木賞 絵本 児童書 作家|志茂田景樹のWeb絵本-読み聞かせ劇場

志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.277 2013年7月31日 掲載分
 

黒壁に消防車はかくも似合う、それを知ってしばし駐車しての路上ファッションショーとあいなったのか

アミメキリンの子どもがくる日、
北の街の子どもたちは大きな夢を描くだろう

けんとは、
おばあちゃんに連れられて、
動物園へ行きました、
広いキリン舎に、
キリンはいませんでした、
「ごめんね」
おばあちゃんは、
けんとの頭をなでました、
おばあちゃんの家は、
お医者さんです、
けんとの家の近くにあります、
けんとの家は、
薬屋さんです、
ある日、
けんとはお母さんと歩いていて、
おばあちゃんを見つけました、
募金箱を下げて、
よそのおばあちゃんたちと一緒に、
「ご協力をお願いします」
と、頭を下げていました、
「何をしているの?」
「おばあちゃんたちは、
動物園にキリンを贈るために、
募金を始めたのよ」
けんとはお母さんから10円玉を貰うと、
おばあちゃんに駆け寄り、
その募金箱に入れました、
「ありがとうね」
おばあちゃんは、
ニコニコ顔でお礼を言いました、
それから、
けんとはおばあちゃんを見かけるたびに、
募金をしました、
そのおばあちゃんを、
街で見かけなくなりました、
よそのおばあちゃんが、
募金活動をしている姿も、
見なくなりました、
疲れちゃったのかな、
けんとは心配になりました、
新しい年になって、
おばあちゃんがやってきました、
「けんとちゃん、今年の秋には、
動物園にキリンの子どもがくるわよ、
オス、メスのつがいでね」
おばあちゃんは、
うれしそうに言いました。
この秋、
釧路市動物園に、
つがいのキリンの子どもが、
やってくることになりました、
孫がいる世代の主婦が中心になって結成された、
20人の市民団体が、
1年近くにわたって繰り広げた、
募金活動で、
目標の5000万円をはるかに超える、
募金を集めた成果でした
その市民団体チャイルズエンジェルの活動をもとに、
「キリンがくる日」という絵本は生まれました、
北の街にキリンがくるのも、
もうすぐです。
「キリンがくる日」は、
8月6日発売です、
現在、アマゾン、全国書店で、
予約を受けつけています。
amzn.to/18IcpfR

志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ KIBA BOOK 志茂田景樹事務所
 

もっと詳しく読みたい方はこちらへアクセスしてね!
http://plaza.rakuten.co.jp/odata325juk/diary/

【←ふだん着ブログ一覧に戻る】
ムービー読み聞かせ絵本・書籍のご購入読み聞かせ旅日記ポプラワールド日記読み聞かせメンバーカゲキ画廊カゲキ隊長のブログ他の出版本お問い合わせ
志茂田 景樹のX (Twitter)

スクロールしてご覧下さい。

志茂田景樹のカゲキ画廊志茂田景樹 アメーバブログ カゲキ隊長のブログ
Copyright© Office Shimoda Kageki 2018 All Rights Reserved.