議会で飛ぶヤジの内容はその国の民度を表している、今回の事件の本質はその視点から見なければならない

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志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.322 2014年6月30日 掲載分
 

議会で飛ぶヤジの内容はその国の民度を表している、
今回の事件の本質はその視点から見なければならない


ヤジを最初に飛ばした都議は、
どうやら虎の尾を踏んでしまったらしい、
ヤジを浴びた女性都議は、
初め苦笑いし、
次いで涙ぐんだ、
最初のヤジの主に限らず、
ヤジ都議さんたちは、
これで終りかと思ったろう、
1人2人は可哀想なことをしたな、
と反省したかもしれない、
女は可憐な存在で、
か弱くしおらしく甘えてくれば、
男は保護せずにいられない、
そして結婚して子を産み、
家事育児をきちっとこなし、
外で働いている男の留守を恙なく守る、
そのようにしか女性を認識できない、
方々だったのではないか、
しかし、女性都議は怒れる虎と化し、
ヤジを性差別の象徴として、
ツイッターで批判した、
ツイッターは、
仮にフォロワーが数人であっても、
強烈な関心を唆るつぶやきであれば、
拡散につぐ拡散で数百万人の人目に触れる、
実際にそれに近い反響が起こり、
問題は都議会を躍り出て、
性差別の大社会問題に発展した、
外国でも批判の的になっている、
この女性都議の過去は知らない、
過去ではなく今は都議として何をしているのか、
それが問われる、
女性が抱える大事な問題について、
一般質問をしたのに、
性差別的なヤジが飛んだことに対して、
大きな一石を投じた、
このことを素直に認めるべきだろう、
その問題提起をどう評価して、
今後の課題にすべきかが問われている、
海外でも批判の的になったことを、
国益を損なうと批判する人がいる、
この問題は国益とはまったく関係ない、
むしろ、隠蔽するほうが、
日本はそれほど性差別に関して、
遅れた意識に支配されているのか、
と見られて国益を損なうだろう、
つまり、今回の問題は日本人の良識が問われている、
男性都議の性差別的ヤジは、
そういう意識の人を選んだ有権者の意識の問題だ、
都議の品位知性ではなく、
日本の民度が問われている、
われわれ国民の意識にまだ根強く残っている、
性差別の感情が根源になっている、
我々の国民性は、
臭いものに蓋をしがちな傾向がある、
今回の問題は外国から批判の大嵐を浴びる、
くらいでいいのかもしれない、
それで日本人の意識が正しい方向に覚醒される、
1つの貴重なチャンスかもしれない。

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