志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.324 2014年7月15日 掲載分
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ホンネは男上位目線なのに我が社は率先して
女性登用の道を拓いたと得意満面のトップのせいで
能力に問題ありの女性上司に仕えるとになり、
やる気が萎えている人のための詩
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貴方はエリートなのに、
新上司の部長は課長になるまでは、
お局様で三流女子大出身なのだね、
別に学歴は関係ない、
有能ならいいんだけれどね、
貴方の先輩の課長は、
誰がどこから見ても新上司より能力がある、
つまり、
自他共に認める実力派ということだね、
おたくの会社は準大手と言っても、
創業家3代目のワンマン社長だろ、
きっと経団連が女性の登用を促したので、
その魁になろうと張り切ったのじゃないかな、
経団連の役員企業は47社あるけれど、
そのうちの27社が女性登用の数値目標を掲げた、
トヨタ自動車なんかは、
オリンピックの年の2020年には、
女性管理職を現在の3倍にするらしい、
世界のトヨタだから世界の流れに遅れまいぞ、
ということなのだろうね、
でも、
世界にそんな流れがあったろうか、
あったとしても昔々のことだよ、
欧米では、というか、
議会制民主主義の国では、
女性が普通に様々な分野に進出をはたしている、
能力優先、人材登用、
適材適所の原則に則ってね、
結果として女性大統領や、女性首相が生まれる、
内閣などで女性閣僚の占める率も大変高い、
まだ日本は男女同権というから、
1人2人は雛壇に置かなきゃあかんやろ、
という意識が支配している、
ホンネは男上位目線なのに、
そうか、そういう流れか、
ほならやらにゃあかん、
と霞ヶ関で女性局長を4,5人、
いっぺんに誕生させた、
これは首相官邸の意思だよね、
つまり、
それだけ今の日本の為政者層は、
男上位目線を是正できないでいる、
世界に笑われないように、
という流れは自分達で作っている、
法曹界の人や、国家公務員は、
難関の試験を突破している、
男も女も関係ないからね、
判事や、検事になれば、
また入省すれば、
それからは能力がものを言う、
難関の試験を突破する女性数が、
多くなればなるほど、
管理職も増えていくのは道理だろう、
それなのに流れに沿った抜擢人事に頼り、
一挙に女性局長を増やしたのは、
それだけそれまでが、
事務次官や、局長人事に対し、
女性蔑視が意識の核にあって、
それに根ざす男上位目線を外せなかった、
せいではないか、
各省庁の上級職の資格を有する女性の数に対し、
女性局長の数は比率で言えばどのくらいだろう、
それはともかく、
貴方の会社に話を戻そう、
正社員数約3000人で、
そのうち、女性社員は1200人か、
結婚したら退社するが、
暗黙の了解事項になっているってね、
部長・部長級は70人弱で、
初の女性部長なんだね、
会社自体が男上位社会そのものだよね、
ワンマンのお声がかりで誕生しただけで、
能力的に受け入れられない気持ちだろうけれど、
一粒種じゃないか、
貴方が支えてやる、
そうしてその人が能力をつけて、
実績を積んでいけば、
ほんとうの意味での、
女性登用の道が拓ける、
貴方がおたくの会社の男上位目線を変えていく、
牽引車になったらどうだろう、
今だからこそ、
やり甲斐があることだと思うよ。
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