志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.330 2014年9月1日 掲載分
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誰にも優しくしようと努力しているうちに
優しい人という評価が定着し、
それが少々重荷になった人のための詩
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何で重荷なんだろう、
大体は解る、
優しい人だからということで、
周りに甘える雰囲気が生まれるよね、
貴方だったら怒らないだろう、
と頭から決めてかかって、
失礼なもの言いをする人もいるし、
虫のいい頼みごとをしてくる人もいる、
冗談じゃねえや、
と思いながらも、
貴方は黙って聞いてあげているし、
自分ができる範囲内のことは、
ちゃんとやってあげているよね、
優しい人という評価を裏切りたくない、
からかもしれない、
でも、
そこが凄いところなんだよ、
だいたい人間は、
我儘勝手に生まれてくる動物だもの、
生まれつき優しい人間なんかいない、
育った環境、
学んだ人の影響で自分を克服した人が優しくなれる、
反面教師から優しさの大切なことを学んだ人もいる、
僕の高校の先輩で小児科の医師がいる、
彼はお父さんがDVの家庭に生まれた、
いつもお母さんが殴られるのを見て育ち、
お父さんが優しかったらなあ、
と願う切実な気持ちを持った、
じゃ自分がそういうお父さんになって、
明るい家庭を作ろう、
どんな子供にも優しく接しよう、
と子だくさんの家庭を持ち、
小児科の医師になったのだよ、
貴方が誰にも優しくしよう、
と思った動機は訊かないよ、
でも、
今の優しさを失くさないでほしい、
優しくすることは、
ときに疲れることだけど、
そのことを人に解ってもらえるとき、
貴方は嬉しいに違いない、
何よりも今の日本には、
貴方のように優しい人が必要なんだから。
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