志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.337 2014年10月19日 掲載分
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本命をAにしようかBにするかと迷っていた
だけなのに二股をかけているのかと
非難され唖然としている人のための詩
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AさんBさんとのつきあいは、
あるコンパで知りあったから、
同時に始まった、
Aさんは成長企業の社員で、
研究部門の人、
つまりパリパリの理系の技術屋さんなのだね、
28歳で社内で将来を嘱望されており、
スキーも国体出場クラス、
長身でイケメンでもある、
でも、
難点もある、
母1人子1人で育ち、
そのお母さんは大学教授をしている、
教育母子家庭というわけか、
マザコンの嫌いがある、
それが難点の1か
ほかの難点は、
人柄と話にユーモアというか、
オーラがない、
得意分野に触れると、
口角泡を飛ばしてしゃべる、
でも、
2人きりでそんな話は聞きたくないよね、
Bさんはどんな人間かな?
名も知れない会社の営業
3流私大中退、
風采はあがらない、
うーん、
パッとしないねえ、
でも、
話に面白みがあって、
人間性が豊かで、
会話が途切れても、
そばにいてほしいタイプ、
いるだけで何となくホッとする、
なるほど、
癒し系というわけか、
それで夢みたいなものは、
持っているの?
懸賞小説に人知れず応募しているみたいか、
偶然、
何かの文芸誌を手にとったら、
2次予選の通過者名が発表になっていて、
彼の筆名もあったんだ、
でも、
応募は貴方にも隠しているんだろう?
貴方の姓で名はBさんのものだった、
貴方の姓は4字で、
日本にいくらもないものだものねえ、
タイトルが、
〜すんころ坂の三毛猫〜
でその坂は貴方の部屋の近くにあって、
貴方が勝手に命名したものなんだね、
そんなに偶然が重なるんじゃ、
間違いないな、
で…誰に二股をかけている、
と言われたのかな、
Aさんの友達に問い詰められた、
というのか、
結論から言うと、
貴方は少し迷っていたね、
将来のことを考えると、
Aさんだ、
しかし、
貴方は幸せというものを、
ごく日常の中に癒やしをキーワードに考えて、
求めている、
これは大事なことだよ、
貴方は母性愛が強い、
男勝りのように見えて、
芯はデリケートだ、
今は風采があがらなくても、
貴方が自分のセンスで磨き上げてやればいい、
どんどん変わっていくよ、
文芸誌の2次予選を通れば、
挑む筆力と才能はあると思う、
導き出すのは、
そういう人に母性的な愛を注げる人間だよ、
代わりに癒やしを貰う、
こんなことを言わなくても、
貴方は自分が、
ほんとうに愛しているのが誰かは、
もう百も承知だ、
さあ、
Aさんには、
はっきりノンと伝えよう。 |
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