志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.339 2014年11月3日 掲載分
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友人の勤務先で職場の公用語が英語になり、
近い将来自分の職場もそうなるのでは
ないか、と怯えている人のための詩
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友人の会社って、
社員130人余り、
英語圏を主な市場にして、
知的財産関連のビジネスをしているんだ、
じゃ英語圏の人との接触が多いだろうね、
その規模でそういうところじゃ、
経理や、
清掃をやっている人も、
英語に馴染んでいるから、
英語以外禁止、
のお達しが出ても通るだろうね、
でもね、
ここは日本だよ、
英語を話す国の植民地じゃない、
日本人なら日本語をしっかり話せばいい、
その必要がなければ、
外国語なんか話さなくても暮らしていける、
戦後の占領下の日本で、
英語を国語にしよう、
と主張する人達がいた、
むろん、
そんな主張は通るわけがない、
英語が国語になったら、
日本国も日本の文化も、
日本民族も、
英語の大津波に呑みみ込まれて、
東洋人の英語圏国家になってしまう、
国家民族は固有の言語、
固有の文化を持つから、
国家民族だろう、
ところで、
貴方の勤務先は、
どういうところ?
規模も英語圏を市場にしているところも、
よく似ているのか、
なるほど、
英語を社内の公用語にする、
という方針転換がないとは言えないな、
英会話がずっと不得意だった、
というけれど、
まだ27歳だろ、
あんな簡単なもの、
数年もやれば、
専門的なもの以外は、
ペラペラ喋れるようになるよ、
でも、
どんなに流暢に喋れるようになっても、
日本人の誇りを芯に置いてしゃべることだ、
迎合の心があると、
舐められるのだよ、
僕はね、
中学1年で英語の授業が始まって、
しばらくは成績が1番だった、
読解力だけですんだからなの、
そのうち、
外国人が話す英語が聴き取れない、
聴き取れないから、
話すこともできない、
ということに気づいた、
僕は5歳のときから難聴で、
日本語の会話能力を、
やっと身につけた状態で、
本当は今でも聴き取れないで聴き流し、
頷いている場合もよくあるから、
英会話なんかとてもとてもだった、
だから、
英語の授業そのものに興味を失い、
高校の英語の試験は、
赤点ばかりだったの、
30代なかばで、
初めてインド、
スリランカ、パキスタンへ海外旅行し、
ツアーから離れて、
大半は独りで行動した、
英単語の20も知っていれば、
手真似身振りスキンシップを駆使すれば、
充分通じた、
仮にエレベーターという単語を忘れたとするよね、
言い換えればいいんだよ、
Up&Dawn Box Where?
これで通じる、
人の多いところでは大声で話す、
日本人の誇りを持って毅然と言えばいい、
2008年、
「蒼翼の獅子たち」という小説の取材で、
アメリカ東部を2週間旅した、
ニューヨークの地下鉄に乗って、
誰かの足を踏んだ、
その人が僕を睨むより早く、
アイム・ソーリー!
と大声を発した、
みんな僕を見た、
すかさず、
イコール 申し訳ござらぬ、
と叫んだら、
僕を見た人は、
あっけにとられたり、
笑い出した、
こんな僕でも英語圏を独りで、
何の苦もなく行動できるんだ、
いわんや日本の会社で、
英語が公用語になろうと、
つゆほども怖れることがあろうや、
何かこの日本語もおかしい
今回は乱暴な論法をあえて駆使したが、
日本人として毅然と英語を話してほしい、
相手を呑んでかかる、
そのくらいでズキッと通じる。
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