江戸前食文化の衰退とイスラム国浸透に共通する不気味な現象にぞっとする

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志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.340 2014年11月9日 掲載分
 

江戸前食文化の衰退と
イスラム国浸透に共通する
不気味な現象にぞっとする


無性にウナギを食べたくなることがある、
40年ぐらい前までは、
天然ウナギであることや、
地ウナギであることを、
店内に表示している店がよくあった、
昨今はまったく見ない、
そうでないのが当たり前になったからだ、
江戸前の…おっと違うか、
川で捕ったから江戸内のウナギだ、
それを滅ぼしたものは、
いろいろあるだろうが、
人間が招いた環境汚染だろう、
イスラム国の台頭は、
ヨーロッパ先進国と、
石油が招いた負の遺産だろう、
オスマントルコは、
衰亡気はともかくとして、
安定期には中東の大部分を、
しっかり治めていた、
オスマントルコの崩壊は、
ヨーロッパ先進国、
特に英仏による、
お手盛り的な線引きで、
現在の中東諸国の原型が誕生した、
利権による線引きで、
石油の増産が中東諸国に、
富をもたらした、
でも、
そのことによって恩恵を享けたものは、
国を支配する王族や、
それにつながる特権階級に偏り、
置き去りにされたものとの格差を広げた、
無論、
後者が圧倒的に多い、
そのどうにもならない貧困を土壌にして、
イスラム国は増殖を続けている、
貧困を土壌にしているから、
国境は関係ない、
江戸前食文化を代表するものは、
寿司文化であろう、
その寿司ネタに変化が押し寄せて久しい、
回転寿司や、
立ち食い寿司のネタの多くは、
江戸前ではなく、
どこの海のものとも解らないし、
それに、
ネタそのものがモドキになっている、
地球温暖化と、
それが招いた海水温の上昇が、
江戸前の寿司文化を、
急激に死滅に向かわせている、
ちょっとつまんで飲んで、
1人前ウン万円の店は、
江戸前でも何でもない、
江戸前は、
言うまでもなく、
庶民が担った文化だった、
人為的な原因による温暖化は、
国境を越えて、
カリフォルニア巻きのように、
飛び火して、
世界各地で、
独自の寿司文化を築きつつある、
江戸前の味を知っているものには、
寂しい気もするが、
テロの輸出で、
その地域に根差した、
独自の過激派が生まれるよりはいい、
そのうち、
世界の寿司食べ歩きをやってみたい。

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