志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.354 2015年2月27日 掲載分
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街の本屋さんで立ち読みできた昔が…
あれっ、コンビニで立ち読みできた昔が、か、
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どこの街でもあったよね、
中高年夫婦だけでやっていた本屋さん、
おばさんは、
1時間ぐらいの立ち読みを黙認してくれたけど、
メガネをかけたおじさんは、
10分も経つと、
すぐにハタキをかけてきた、
すぐにやめないと、
パタパタ肩にかけてきた、
その頃、
発刊されたばかりの少年という雑誌を、
毎月買っていた、
連載されていた鉄腕アトムが目当てだった、
発売日にすぐ本屋さんに飛んでったけど、
すぐには買わない、
少年クラブ、冒険王、おもしろブック、
など少年雑誌がいっぱいあって、
立ち読みで読んでる連載ものがいっぱいあった、
それをみんな読み切る、
このときばかりは、
メガネの因業なおじさんもハタキをかけにこなかった、
少年を買うことを知っていたから、
あるとき、
おじさんが妙な猫なで声で、
「坊や、毎月買ってくれるんだから配達してやろうか。
学校から戻るともうお家にあるよ」
と、言った、
「いやだっ!」
はっきり拒んだ、
その手は食わないよ、
立ち読み防止策だもの、
昔のコンビニ、
雑誌売場は道路に面したガラス壁際にあって、
いつも中高生も含む若い人が、
横一線で立ち読みしていた、、
あれ見ると、雑誌買わない人も、
入っていって何か買ったんだよね、
つまり、撒き餌効果、
ボロボロになった雑誌は、
返品できるし、
コンビニにとっていいこと尽くめだった、
それも今は昔、
ちらほら立ち読みしているのは、
中年の男性ばかり、
中高生や、20代の人が読みたい雑誌は、
ゴムバンドや、
紐掛けで広げられなくなってしまった、
コンビニは立ち読み客という、
願ってもない撒き餌を放逐して、
自分の首を自分で締めだしたのだろうか、
コンビニの斜陽化に繋がらないことを祈りたいが、
かっての街の本屋さんが、
気がついたら消えていたように、
新しい業態に取って代わられる、
前兆とも考えられる。
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