志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.355 2015年3月8日 掲載分
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新人研修中の身で
間もなく新社会人になるというのに、
自分はどこへ行くのだろう、
と人生に少し懐疑的になっている人のための詩
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身を削っての就活戦線を抜け出して、
早くに内定を決めたよね、
しかも、
第1志望とした会社は2次面接で落ちたが、
第2のところにすんなり決まったんだから、
羨ましがられ、
余裕も生まれてカナダへ1人旅もしてきた、
内定した会社の現地の工場も飛びこみで訪れ、
見学してきた、
っていうじゃないか、
それを知って本社の幹部は、
いい人材がきてくれた、
とご満悦だったらしいね、
年が明けてしばらくして勇躍、
新人研修に参加したのに、
しばらくは張り切っていたのに、
何だか燃えることができない自分がいるって、
モチベーションが低下してきた自分が疎ましいって、
これでよかったのだろうか、
こんなユルイ職場でいいのだろうか、
などと考えているうちに、
自分の人生に疑問を抱き始めた、
ということだね、
自分はどこへ行くのだろうか、
ってこのところよく考える、
なるほど、
それはちょっと心配だなあ、
去年のことだけど、
何人かの新社会人が、
大体同じようなことを言って相談にきたよ、
ただ時期は、
新社会人になって2,3か月経った頃だった、
この時期になると、
胸を膨らませて期待していたことと、
現実とのギャップが明らかになってくる、
学生のときの価値観と体験が、
職場では殆ど通用しないってことが、
はっきりしてくる時期なんだよ、
ゼロから覚えていく仕事って、
えっ、こんなに詰らないもの、
ワクワクできないじゃないかって、
新人がワクワクとりかかれて、
胸がすくようにこなしていける、
そんな仕事があるわけないの、
あっても誰がやれって言ってくれる、
普通はそこで職場の価値観、
つまり実社会の常識、
通念と折りあう、
でも、
期待が大きかった理想派的タイプは、
衝突しちゃうんだね、
ストレスをためて、
心身のリズムを崩し、
こんなはずじゃなかった、
ここは自分の居場所じゃない、
言い訳しながら、
自信を喪失してしまう、
その3人のうちの1人はね、
資質と性格からして、
まったく合わない職場にきてしまい、
ウツ状態だった、
満1年勤めてから辞めて、
自分に合う仕事を探すようアドバイスした、
1年は耐えないとね、
自分に合わないところだったので辞めた、
という理由が通用しないの、
後の2人にはね、
現実はこんなもんだよ、
スタートは期待外れでいいんだよ、
会社が求めることをやりながら、
自分の工夫を加えていくことで、
会社からも認められ、
いずれ大事な仕事を任され、
ワクワクと理想に挑む展開になるよ、
と言ったんだ、
貴方の場合はね、
順調過ぎてまだ新人研修中に、
知らない価値観の壁に突き当たってしまったんだ、
人はどこからきてどこに行くのか、
なんてことを言うやつもいる、
受け売りなんだけどね、
今ここにいるんだから、
どこからこようが関係ないだろ、
自分はどこへ行くのか、
なんて風任せの雲のつぶやきじゃないか、
今いる自分の持ち場でしっかりやる、
すると、ちゃんと道筋が生まれる、
会社はそういうところなんだよ、
さあ気持ちを切り替えて、
爽やかに新社会人になろうじゃないか。
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