累計開催数1756回、読み聞かせ&講演活動の輪の意外な広がりに驚くことがよくあります

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志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.364 2015年5月14日 掲載分
 

累計開催数1756回、
読み聞かせ&講演活動の輪の
意外な広がりに驚くことがよくあります


「小学校のとき、きてくれました」
「幼稚園のとき、児童館で聞きました」
数年前からときどき、
東京、地方を問わず、
思いがけないところで、
子供の頃、僕の読み聞かせを聞いた若い人に、
そんな風に声をかけられることがある。
ツイッターでも読み聞かせ終了後に開いたサイン会で、
サインした絵本の写真付きで、
「大事にしています」
などとリプをいただくことがある。
サインの日付を見ると、
2001年とか、2002年で、
そんなに長くとっといてくれて、
としばし胸を熱くさせられる。
1998年秋に読み聞かせ&講演活動を開始し、
翌1999年夏に「よい子に読み聞かせ隊」を結成した。
現在までに全国各地で開催した回数は1756回、
1回の参加者数はまちまちだが、
平均したら220人前後、
200人で計算しても、
これまでの参加者数は約35万人になる。
このうち4割弱、
約14万人が子どもと見ている。
2000年に小学高学年で聞いてくれたとすれば、
今は20代なかば以上、
年長さんの園児だったとしても、
20歳になる。
ゼロ歳児を抱っこしたお母さんから、
「読み聞かせを始めました」
と、嬉しそうに告げられたこともある。
小学5年のときに「よい子に読み聞かせ隊」が学校へきて、
僕が読み聞かせの合間に、
「皆さんが、将来、お父さんお母さんになったら、
ゼロ歳のときから読み聞かせをしてやってね。賢い子になるからね」
と、言ったのをちゃんと覚えていて実行してくれているのである。
こういうお父さんお母さんが増えていけば、
日本の未来は明るいぞ、と意を強くして自分の励みにした。
「友達から聞かされて読み聞かせに興味を持ちました。
来年春に結婚します。子どもが生まれたらやります」
昨年の秋、若い男性から握手を求められた。
小学校のとき、「よい子に読み聞かせ隊」の読み聞かせを聞いた友達がいて、
そのときのことをよく話す。
そんなにいいことならば、
と、その若い男性は読み聞かせに強い関心を抱いたという。
読み聞かせ活動から生まれる輪は、こんな風に予想を超えた広がりを見せるのか、
と不覚にも目頭が熱くなった。
読み聞かせをライフワークに選んでよかった、
と大きなパワーをいただいた瞬間でもあった。

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