同棲時代、たまたまめぐりあった人に、これを読め、と難解そうな小説をすすめられました。こ洒落た洋館の主で、一度だけ立ち寄り、コーヒーをご馳走になりました。そのとき、書棚を眺めていたら、一冊抜き取ってテーブルの上に置いたのでした。借りたものの読む気もせずほっといたのですが、返さなければ、と返しにいったところ、留守でした。ポストに本を入れて帰りました。それっきりですが、純和風住宅の閑静な地域で独り孤立していたようなその洋館のみ目に浮かぶことがあります。僕より一回り以上上だったその洋館の主の姿も見てみたかったのですが、会ったのは二度だけでした。なによりもその洋館を見たかった〜のですが、王子へきてもさあどっちへ歩いたものやら見当もつきません。たしか都電通りをしばらく歩いて入った横道から始まる住宅街でしたが?うーん、歩道橋から四方八方を見回して、途方に暮れました。
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