志茂田 景樹 隊長
第91回「よい子に読み聞かせ隊・ポプラワールド」
ポプラワールドでは子どもたちが自由に動き回っています。 子どもにとって安全なホールで、それがお母さん方にもよく解っているので、安心してお母さん方は読み聞かせや、歌や、紙芝居を楽しんでいます。 つまり、ここでは子どもは親からも僕ら読み聞かせ隊メンバーからも束縛されず悠々と動き回れるのです。 お母さん方は童心に還る。 それがここでの僕流の母子読み聞かせ会の流れになります。 でも、子どもたちは元気余って喧嘩を始めたり、動きが急でステージの角に頭をぶつけ痛い思いをすることになります。 「子どもたちを自由に遊ばせていいですよ。でも、わが子の動きからは目を離さないでくださいね」 僕はよく言います。 ときどき、お母さんがわが子のところへ駆けつける光景が見られます。
「こわいよ、これから出てくるおばけ。夜、眠れなくなるかもしれないから怖かったら見ないでいいよ」 僕は脅しましたが、笑っている僕の顔や、大型絵本の表紙のコミカルな絵を見て子どもたちはちっとも怖がってくれません。
さて、ソプラノ歌手のSさんにサポートしてもらいながら読み始めると、子どもたちは興味津々でした。 子どもたちは面白いおばけが大好きなのです。 僕のこともおばけと思ってくれると楽しいな。
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