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絵本 読み聞かせ旅日記 No.215
 
日付
2010年10月23日(土)
旅先
東京都 西東京市
会場
武蔵野大学5号館 多目的ホール
著者

落合貴代子(むらさき会副会長)


東京都 西東京市 武蔵野大学5号館 多目的ホール 編

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  私ども同窓会「むらさき会」は、例年、大学の学園祭「摩耶祭」に参加しております。その中で今年度はイベントを計画致しました。幸いにも常任委員の友永仁美さんより、志茂田景樹先生をご紹介頂き、今回の『読み聞かせ』公演の運びとなりました。会場には、附属幼稚園の園児とその保護者の方々、大学生、近隣の方々、同窓生など約200名の方がお集りになりました。秋晴れの午後、正門に到着された志茂田先生を私は控え室までご案内致しました。道すがら、周りの皆さんが一斉に先生に注目し、そして自然に道が開けていくのを目の当りにした私は、先生のオーラを感じずにはいられませんでした。そして私たちは、『そうのこどもがみたゆめ』『まんねんくじら』『ぽんちとちりん』という素晴らしい三作品に出会いました。朗読とは異なる志茂田先生の独得の迫力ある表現方法とみのもとみこさんによる素敵なピアノの音色と共に私たちはたちまち絵本の中に引きこまれてしまいました。命の大切さ、生きているものはいつか死にゆくものであることを、子供たちの大好きな動物、象やくじらそして愛犬を通して教えて下さいました。悲しいことですが受け入れなければならないことは、小さな子どもたちには難しいテーマではありましたがお話しを通してしっかりと心に留めてくれたことでしょう。私ども武蔵野大学は仏教精神に基づく教育がなされております。日頃、学院長先生はじめ諸先生方より「私たちひとりひとりがかけがえのない尊い命である」ということを繰り返し伺っております。まさに今回は、改めてその大切さを実感致しました。そして私たちおとなは、将来を担うこどもたちを大切に見守っていかなければならないと、心を新たにした素晴らしい『読み聞かせ』でした。また最後に幼稚園児代表四名が花束を差し上げることを快くお受け頂き、その姿は何とも微笑ましく、私どもむらさき会と致しましてもうれしい限りでした。志茂田先生、奥様、みのもさん、本当にありがとうございました。

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