モンゴル テルレジのゲル宿泊 ウランバートル 編|読み聞かせ旅日記|志茂田景樹のWeb絵本-読み聞かせ劇場|しもだ-かげき|直木賞-児童書-作家
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絵本 読み聞かせ旅日記 No.241
日付
2011年9月29日(木)
2011年9月30日(金)
旅先
モンゴル
会場
29日 テルレジのゲル宿泊
30日 ウランバートル
著者
志茂田景樹 隊長
読み聞かせ旅日記モンゴル編
9月29日 テルレジのゲル宿泊、
9月30日 ウランバートルへ戻り、2社のインタビューを受ける
朝食後、マイクロバスで日本側シンポジウム参加者17人はマイクロバスに乗車、テルレジに出発しました。
テルレジはウランバートルから2時間足らずで行ける保養地で、外国人観光客も訪れますが、モンゴルの人たちにとっても大人気の景勝地のようです。
モンゴル草原が珍しく刻む渓谷の地で、大草原のなかに日本の軽井沢を埋め込んだようなところのようです。
時期的に今はオフシーズンです。
しかし、シンポジウムも読み聞かせ会も無事終え、この日と明日ウランバートルに帰るまではフルに観光タイムですから、僕の胸は躍りました。
ところが、なんとマイクロバスはテルレジとは逆方向に走っていくではありませんか。
何かいな、と思っているうちに着いたところはカシミヤ製品の店でした。
海外へ行ってその国のありのままを五感で吸収したいと思っている僕にとって、土産物の買い物ほど興ざめで旅情を壊す行為はありません。
もっとも、現地の方々の生活臭が漂うマーケットや、繁華な通りの屋台で品定めをしたり、買い食いするのは大好きですよ。これはその国に溶けこんで、別の旅情を募らせてくれます。
カシミヤの店では小物を2,3点買いましたが、あとは退屈で行きたくもないのにトイレまで見て回りました。
そのあと、市内中心地に戻り、レーニン像を見物したり、国会議事堂前広場を歩きました。
昼食も市内のバイキングスタイルのレストランでとり、ウオッカのロックを飲みました。
観光日ですから折りに触れて飲むことになります。
いよいよテレルジに向かいました。
窓外を見ていると、いつのまにか草原光景になりました。
牛、馬、山羊、羊、そして、ラクダも群れていて、モンゴルの5畜のオンパレードになりました。
5畜のほかには犬をよく見かけました。
でも、人影はほんとうにぽつりぽつりでした。遊牧ですからね。
とは、言っても、社会主義体制が崩壊し土地の私有が認められてからは、ウランバートルに近いこの辺りは限定的な遊牧のようで、よく見るとl広い広い遊牧地が柵で仕切られています。
広大な牧場のなかでの遊牧といったところでしょうか。
途中で、別の道に入りました。
やがて、前方に屋根付きドーム風の大きな建物が見えてきました。
というより、その屋根に立つ巨大な像が見えてきた、と言ったほうが正しいです。
すぐに、馬上姿のチンギスハーン像だとわかりました。
館内に入ると、馬上姿のチンギスハーンの足に合わせたブーツがでんと置かれていました。高さ6,7メートルはありますから、チンギスハーン像の大きさが想像できると思います。
1足ではなく片方だけだったのは予算不足だったのかもしれません。
馬の体内を上がり、馬の首の部分が階段の展望台になっていて頭の部分まで登れるようになっていました。
そこから見る草原は360度の展望が開けて、雄大の一語に尽きます。
テルレジに着いたときは暗くなっていました。
1つのゲルに5つベッドがあり、夕食後、その1つで有志による飲み会をやりました。
ウオッカのロックを7,8杯は飲んだでしょうか。
明け方、ストーブの薪が燃え尽き、寒くて寒くて目が覚めました。
毛布をめくらず、毛布を敷布にして毛布の上にかぶせてあった薄い布をひっかぶっただけで寝ていました。
朝食前にテルレジ河畔をみんなで散策しました。モンゴル草原にこのような清流が流れているとは意外でした。
暖かい時期にまたきて存分にウオーキングしたいですね。
ゲルの番人のような犬たちと別れを告げ、テルレジを後にしました。
いったん、バヤンゴルホテルに戻り、モンゴルの新聞社1紙と通信社のインタビューを受けました。どちらも、話題は絵本の読み聞かせと、カゲキフアッションについてでした。
明日はいよいよ帰国日です。夕食会は解団式を兼ね、大いに盛り上がりました。
ここで僕はビールのあと、馬乳酒をいただきました。
ヨーグルト液のような味わいに気を許し、飲み過ぎたせいかもしれません。
翌朝、足に湿疹が出てしまいました。
これもモンゴル土産と思い、ちっとも苦になりませんでした。
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