千葉県 香取市 清水保育園 編|読み聞かせ旅日記|志茂田景樹のWeb絵本-読み聞かせ劇場|しもだ-かげき|直木賞-児童書-作家
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絵本 読み聞かせ旅日記 No.247
日付
2011年10月27日(木)
旅先
千葉県 香取市
会場
香取市 清水保育園
著者
志茂田景樹隊長
土の匂いに健やかな心が踊る!
10月27日(木)清水保育園(千葉県香取市)
10・00〜10・30第1回(0,1,2,3歳児対象)
10・50〜11・30第2回(4,5歳児、支援センター親子対象)
13・00〜14・30パネルディスカッション
清水保育園の清水は(きよみず)と読みます。
京都の清水寺と同じ読みですね。
実は清水保育園の経営母体は当地の天台宗の清水寺です。
清水寺は下総でも屈指の古刹で、開基は弘法大師です。
清水保育園は林が残る高台の地にあって、園庭は広々として羨ましいほどでした。
第1回の読み聞かせは0歳から3歳児までが対象で、お母さんの膝に抱かれて参加の子供もいました。年中、年長さんの園児や、小学生だと登場した途端、ワーッと歓声が上がるのですが、登場したとき、目を点にして迎えてくれましたが、インコみたいな髪型のこのおじさんは何だろう、と不思議がった感じです。
しかし、スクリーンに絵が写り、澤田由香さんのフルートの音色が響いて、僕の語りが始まると、すぐに絵本の世界に入って来ました。
0歳児でも絵で楽しめる「ちいさなちいさなぞうのひみつ」と「こうしのぼうけん」をやったのですが、ややコミカルな「こうしのぼうけん」のほうが受けていました。
第2回は4,5歳児と支援センターの親子が対象で、物語の楽しさを充分理解してくれました。「ちいさなちいさなぞうのひみつ」に「ぽんちとちりん」をやりましたが、「ぽんちとちりん」を聞いて涙ぐんだ子供もいました。
犬が登場するので、おうちで犬を飼っている子供には特に身近だったようです。
昼食を清水寺の庫裏でいただきました。住職で園長先生の圓藤弘典さんは10年ほど前、仏教青年会の活動で京都に滞在した際、たまたま僕が読み聞かせを行なっている場に居合わせたことがあるそうです。
読み聞かせが結んでくれた縁に感謝です。
境内に芭蕉の句碑がありました。
観音の甍見やりつ花の雲
このお寺のご本尊は24年に1回ご開帳の子育て観音です。
住職さんは観音堂内を案内してくれましたが、むろん、厨子の扉は閉じられたままです。
芭蕉も子育て観音を拝顔できず、観音堂の甍越しに流れる雲を見たのでしょう。
子育て支援をテーマにしたパネルディスカッションが終えた頃は快晴だった空もそろそろ日暮れの気配を見せてきました。
何かとても充実した1日になりました。
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