豊かな自然と共生、明星大学青梅校は羨ましいぞ、
10月30日(日)明星大学青梅校厚生館
「絵本による読み聞かせ」10・00〜11・30
青梅の街中から車で15分も走ると、渓流を超え、深い自然に包まれます。
都会生活者には信じられないほど素早く街が消え、自然が出現します。
まるでタイムスリップした心地です。
それもつかの間、えっ、隠れ大学、と叫びたくなりました。
いつのまにか、車は広大なキャンパスの中を走っていました。
明星大学青梅校は約85万平方メートルという敷地を持ち、校舎、講堂、図書館、厚生館などの諸施設が寛ろいでいるかにようにゆったりと配されています。
この日は青梅校の学祭「蒼星祭」の最終日で、学祭講演のかたちでの読み聞かせです。
この日共演の音楽メンバーはバイオリンの山内達哉さん、チェロの井尻兼人さん、ピアノの小堺香さんの3人で、すでに到着していて音合せを始めるところでした。
定刻前に特設の椅子席は埋まり、立って待っている人もいました。年配の市民が多かったですね。豊かな自然に包まれて童心に還りたい方が多かったのかもしれません。
最初、ステージから見たときは子供がいないと思いましたが、よく見ると大人に混じって椅子に掛けていました。小学生がほとんどのようでした。
バイオリン、チェロ、ピアノがあるときは三重奏で、あるときは二重奏や、ソロで、と変幻自在に僕の語りの物語を広げてくれたので、大変充実した読み聞かせコンサートになりました。高齢者の方々は特に感動してくれたようです。
終わって模擬店で特大のハンバーガーを買ったり、一緒に写真に収まった青梅商工会の模擬店の店主から名物の饅頭をもらったりして、弁当が用意されていたのに、あれこれ食べてお腹がカエルのように膨らんでしまいました。
午後からホールに会場を移して、山内さん、小堺さん、井尻さんによる記念コンサートが行われました。客席で聴いていて音楽が導いてくれた世界でしっかりと心を洗ってきました。
なんだかえらく贅沢をしたような気分で、青梅校を後にしました。
ちなみに、青梅校は造形芸術学部のみで、学生の総数は約400人、1人当たり何平方メートルの敷地になるか計算してみてください。
うむ、恵まれてる、未来のアーチストよ、来たれ明星大学青梅校へ!
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