今日の13時30分から15時まで、
茨城県常総市の市立図書館で講演を行いました、
演題は「本から得られる感動と元気力」でした、
テーマに関連するので被災地慰問での体験も、
披露させていただきました。
去年は栃木県内の18か所に設置された、
福島原発事故の避難所巡りを皮切りに、
釜石、大船渡、石巻の被災地を訪れました、
今年は今月の6,7日に、
気仙沼市大島の2か所で行った、
読み聞かせと講演が第1回の被災地慰問になりました、
会場の1か所は大島小学校で、
この学校を卒業した水上不二という昭和の詩人がいます、
偶然ですが、
僕の小学校時代の伶子さんという、
同級生のお父さんでした、
水上不二の作品で「いわし」という詩は、
とても僕の心を打ちました。
大島を訪れることが決まり、
伶子さんのお父さんが、
この大島出身なことを初めて知り、
この作品と出逢いました、
ちなみに、僕に大島きてほしい、
と声をかけてきた主催者は、
お話グループの「いわし」で、
この名称も水上不二作の「いわし」に、
由来しています、
僕は初日の読み聞かせ会でも、
2日めの講演でも「いわし」の朗読を挿入しました、
今日の講演でも語りで披露しました。
いわし、いわし、いわし、
泳いでいけ、
青い海をいそいでいけ、
たった一匹残されて、
いけすの中で泳いでいる、
いわしを僕は逃がしてやった、
波があかるくうたってる、
いけすの外の青い海、
いわしに自由をあたえてやった、
いわしはそれがうれしくて、
僕にお礼をいったのだろう、
体を振っていきいきと
海をしばらく渡っていった、
お父さんが沖で待っている、
お母さんが沖で待っている、
いかや、かつおにみつかるな、
くじらや、いるかに食われるな、
僕は祈ったいわしのために、
しあわせな旅をしあわせを、
いわし、いわし、泳いでいけ、
青い海をいそいでいけ、
被災地慰問の話から読み聞かせ活動に触れ、
大人対象の話なのに、
小学生が前のほうに1人、後ろのほうに1人、
遺時間以上も我慢して聞いてくれているので、
絵本の読み聞かせ(語りですが)も1話、
行いました、
それを終えて仕上げの話に入ったのですが、
15時近くにグラリときて、
そのあと数秒間、ゆらゆらゆっくり揺れました、
「大丈夫ですよ、この揺れなら。でも、昨日もありましたね。
みなさん、備えだけはしておきましょうね」
締めは地震対策風の講演になりました。
震源地は県北部で震度は5、
県西部の常総市は3でした。 |