前日までの雨が上がり、吹く風に春の訪れが感じるような1日、志茂田景樹先生を中土佐町にお迎えしました。
まず、1日目は久礼中学校を会場に、保育所年長さんから中学校1年生にお話をしていただきました。長旅の疲れを感じさせない先生のパワフルな語りに、子どもたちは吸い寄せられ、先生の指の先に繭や小さな象がいるかのように、振り仰いだ天井にはたくさんの星が光っているかのように、物語の世界に引き込まれました。きっと一人ひとりの頭の中には、象の親子が水浴びをしているアフリカの草原やまんねんくじらが悠々と泳ぐ海が広がっていたことでしょう。
2日目は、上ノ加江小学校と保育所へ。保育所では、身を乗り出してきらきらと目を輝かせながら先生を見つめ、お話の世界に浸っている子どもたちの姿が印象的でした。1才児さんも保育士さんにだっこされながら、最後までじっと聞き入っていました。読み聞かせの力をあらためて感じました。
『ゆっくり夢を育ててね』先生が子どもたちに贈ってくださった言葉のように、ふるさとで夢を育み、大きく羽ばたいていく力を培っていけるように、これからも読書活動の推進をおこなっていきたいと思っています。
志茂田先生、ほんとうにありがとうございました。またお会いできることを中土佐町の子どもたちといっしょに、楽しみに待っています。これからもお元気で、ご活躍ください! |