志茂田先生の絵本に、出会ったのは3年前です。ネットで、読み聞かせの本を探していたら、「ひかりのにじゅうまる」に、出会いました。この本をみて、とても感動しました。いつか、この絵本を、子供たちに読んであげたいと思いました。
そして、あの日、3月11日、明日どのように生きていけばよいか、不安な日が続きました。私は家が被災し全壊したので、小学校の体育館に避難してました。そんな中、読み聞かせメンバーひとりが、小さい子に、読み聞かせをしていました。絵本を、みた子供たちは、笑顔でした。
それから、私は実家の方に子供と、避難しましたが、あの、絵本を読んでもらっている子供たちの笑顔を忘れられませんでした。その時、志茂田先生の「ひかりのにじゅうまる」を思い出しました、この本を読んであげたいと。購入するため、サイトを探すと、講演依頼のページに、たどり着きました。
ダメもとでメールしてみよう。私が読むよりも、もっと元気になるかもしれないと。
自分でメールしておきながら本当に、志茂田先生に、来ていただけると、聞いたときはビックリしました。すぐに、メンバーに連絡しました。当日、先生に会い、感動しました。
先生の読み聞かせは、想像していたよりも、迫力があり、また、琴の音色での読み聞かせは初めてだったので、何度も聞いたことのある、水上不二さんの「いわし」が、目の前にいわしが泳いでいるような風景が、みえました。絵本も、とても面白いものや、感動する物もあり、次の日の講演も、心を打たれるお話で、今でも、あの時のお話が胸に、響きます。
毎日、どう過ごせばよいか、わからなかったあの日、志茂田先生に出会い、読み聞かせ、お話を聞き、子供たちや私達大人も沢山の元気をいただきました。
私達も、志茂田先生に、負けないように、読み聞かせで、島の子供たちや、島民を元気にしていきたいと思います。
今回は気仙沼大島に来ていただいてありがとうございました。
また、大島に来てください。復興した大島を、見に来てください。 |