6月2日(土)に、みどり市笠懸野文化ホールにて、「東毛地区PTA指導者研修」を開催しました。桐生市、太田市、館林市、みどり市、板倉町、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町の各幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校のPTA役員の方々、450名ほどを前に、「親と子の心に安心の架け橋を架けよう」という演題で、志茂田先生にお話をいただきました。
壇上に登場された先生は、まず「ここはみどり市ですが、私の服にもみどりが入っています。」とおっしゃり、自分のズボンを指差されました。このひとことで会場が和やかな雰囲気になりました。
講演会では、はじめにどうして先生が読み聞かせを始めたのかというエピソードを伺いました。その中で、先生が「自分の母親から読み聞かせをしてもらったことが、頭の中にずっと残っている」と話されました。演題にある「安心の架け橋」は、志茂田先生のお母様から先生へ、そして先生から多くの人達へと広がっているのだと思いました。参加者から「私も、自分の子どもの心に残るような読み聞かせをしたい。」という反応がたくさんありました。私自身も同じように感じました。
途中で絵本「ぞうのこどもがみたゆめ」の読み聞かせを、志茂田先生自身がしてくださいました。全身を使ったパフォーマー的な読み聞かせでした。ちょっと悲しい部分のあるお話でしたが、先生の読み聞かせを聞いていると、ゾウの親子の気持ちが伝わってくるようで、本当に圧倒されました。「読み聞かせっていいな。」と素直に思いました。「読み聞かせ」は子どものためと思っていましたが、大人でも感動するものだということを、初めて感じました。
志茂田先生は、読み聞かせを始めてもう10年以上になるとのことです。「いやすことができるなら続けよう」と思って始められたということですが、やろうと思ったことを続ける生き方は、なんてすてきなのだろうと思いました。その先生の純粋な気持ちが、人々の心を動かしていくのでしょう。「子育てを終えたら、地域活動ができればと思った。」という感想を述べている参加者がいるように、人の生き方までも変えようとするパワーを感じました。
志茂田景樹先生、多くの人に感動を与えてくださいまして感謝いたします。これからも、どうかいつまでもお元気で、多くの人に絵本の読み聞かせのすばらしさ、大切さを伝えていってください。
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