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絵本 読み聞かせ旅日記 No.331
 
神奈川県 横浜市 横浜市金沢区 長昌寺 編

日付
2014年2月23日(土)
旅先
神奈川県 横浜市
会場
横浜市金沢区 長昌寺
著者
志茂田景樹隊長

 
 
 第32回南国忌記念講演    「耳に残る母の読み聞かせの声」 
 南国忌と聞いてピンとくる方はかなりの文学通かもしれません。直木三十五の命日(2月24日)記念してその前後に催される法要のことです。芥川賞と並んで文壇への登竜門たされている直木賞は、正確には直木三十五賞と言います。 この賞が設定された当時、直木三十五は大衆文学の旗手であり文壇の大御所でした。でも、その作品は、現在、ほとんど読まれておりません。小説にかなり関心ある方でも 代表作の「南国太平記」という作品名を知っているという程度でしょう。小説に関心のない方にも直木賞という文学賞があることはよく知られています。 もっと直木三十五の作品は読まれていいような気がします。僕は映画「南国太平記」を映画館で観ました。モノクロ作品だったと記憶しています。 まだ10代だったのかなあ。護摩木を炊いて人を呪い殺そうとする呪法の場面が凄く不気味で強く印象に残り、小説「南国太平記」を読みました。 江戸末期、薩摩藩で起きたお由良騒動を舞台にした「南国太平記」は、僕に江戸末期の末期、つまり、幕末への関心を深めた導入口の役割をはたしてくれました。南国忌はその代表作にちなんで命名されました。  

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 ところで、直木三十五は1934年に43歳で他界しています。死後82年経っています。 それでどうして第32回南国忌なのか。 実は直木三十五の墓所はもともと別の場所にありました。この日の講演会場の長昌寺に移されたのを機に南国忌は始められ、今年で32回ということです。講演に先立ち法要が行われ、直木三十五の墓前に詣で焼香しました。 講演は今でも耳に残る母が読み聞かせをしてくれたときの思い出や、その思い出が後年、僕を作家への道を歩ませ「黄色い牙」で直木賞を受賞するに至らせたことや、さらに読み聞かせ活動へつながったことなどを、その節目節目のエピソードとともに語りました。 みなさん、よく耳を傾けて聴かれていました。参加者は100人超で、これまで参加者が100人を超えたのは故井上ひさしさん、現日本ペンクラブ会長の浅田次郎さん以来のことだそうです。終了後、懇親会が開かれましたが、その懇親会にも多くの方が参加して直木三十五を偲びました。

 
 
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