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絵本 読み聞かせ旅日記 No.332
 
東京都 港区 麻布保育園 編

日付
2014年3月13日(木)
旅先
東京都 港区
会場
麻布保育園
著者
志茂田景樹隊長

 
 
 午後4時開始というのは保育園幼稚園では異例と言っていいほど、遅い開始です。
しかも、冷たい雨が降っていました。
子どもたち待っているかな、とちょっと心配しましたが、元気に待っていてくれました。 
事務所から歩いて10分の至近にある保育園です。
この鳥居坂界隈は坂道が多いので好んでウオーキングしている地域です。
有酸素運動のウオーキングは坂道が多いほど、ウオーキング効果が高いのです。
その僕を見かけたよい子が何人もいるようです。僕が現れると、見た見たというつぶやきを発したり、指を差したよい子がいました。
父母会の役員の安達ロベルトさんは、僕が読み聞かせをやっていたことは独身の頃から知っていたようです。
去年、「よい子に読み聞かせ隊・ポプラワールド」を見にきて一生忘れないほどの感動を味わったそうで、大変有難いことです。
1枚目の写真では右手をまっすぐ伸ばしていますが、これは「ぞうのこどもがみたゆめ」でお母さんゾウが鼻を真っ直ぐ上へ伸ばす場面です。夜空の星が次々にお母さんゾウの鼻の中に吸い込まれていきます。
その光景を子どものゾウが目を奪われて見上げるのですが、会場の子どもたちも同じような表情になります。 
僕はお母さんゾウになりきって語っているんですよ。  

東京都 港区 麻布保育園 編

 2枚目の写真で1人の子どもが手を挙げています。1つの物語を終えて次の物語にすぐには入りません。次の物語の予備知識になることを質問して、子どもたちとの距離を縮めておきます。
「クジラでもっとも大きい種類は何と言うのかな?」
僕が質問したらすかさずその1人が手を挙げました。
「シロナガスクジラです」
正解です。
「シロナガスクジラは大人になると体長が約30メートルにもなるんだよ。
シロナガスクジラがアーンと口を開けると、ここにいるみんながみんなが全部その口の中へ入っちゃうよ」
みんな目を輝かせます。
それから「まんねんくじら」を語ったら興味津々で聞いてくれました。
2,3日後の朝、ウオーキングをしていたら、シモダカゲキさーん!、と子どもの声が飛んできました。交差点でお父さんと一緒に通園途中の男の子が強く手を振っていました。
フルネームでちゃんと覚えてくれるんですね。
読み聞かせを続けてきて嬉しい嬉しい瞬間です。

 
 
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