埼玉県 和光市 和光市図書館 編|読み聞かせ旅日記|志茂田景樹のWeb絵本-読み聞かせ劇場|しもだ-かげき|直木賞-児童書-作家
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読み聞かせ旅日記|志茂田景樹のWeb絵本-読み聞かせ劇場|しもだ-かげき|直木賞-児童書-作家
絵本 読み聞かせ旅日記 No.333
日付
2014年3月29日(土)
旅先
埼玉県 和光市
会場
和光市図書館
著者
和光市図書館 職員 和田様
和光市図書館は1983年(昭和58年)8月2日に開館し、2013年8月2日に開館30周年を迎えました。2014年2月12日には、キッズルームの設置に伴い、館内を大々的に改装し、リニューアルオープンをしました。これらを記念して、「図書館30周年記念&リニューアル記念講演会〜読み聞かせと楽しい子育て〜」を開催しました。開催するに当たっては、今回のテーマである、開館30周年であること、またリニューアルに伴い子育て支援を充実するということで講師の先生を探していたところ、全国的な読み聞かせ活動、Twitterでの心に残るお言葉の数々、自ら著作された魅力的な絵本など、精力的な活動を行っている志茂田景樹先生を知り、講師依頼をしました。先生は快く引き受けてくださり、そのときの感動は忘れられません。講演会当日は、天気もよく絶好の読み聞かせ日和。先生をお迎えのため、車で最寄の和光市駅に向かいました。実際にお会いした先生はメディアで拝見するよりも背が高く、青いスニーカー、黄色に柄の入ったカラータイツ、ピンクのショートパンツに緑の上着というファッションをさらりとおしゃれに着こなされていました。講演開始の13時30分。図書館長の挨拶が終わり先生が登場されると、参加者から拍手と歓声、笑顔がこぼれました。子供たちは先生から目がはなせなくなったようで、子供たちの視線はずっと先生を追っていました。
はじめに、「ちいさなちいさなぞうのひみつ」の読み聞かせが始まります。スクリーンを使った読み聞かせなのですが、先生が全身をつかって物語を表現する様子に、子どもだけでなく職員も保護者も引き込まれていきました。次に「キリンがくる日」を、今度は絵本で読み聞かせをしてくださいました。この絵本は2014年3月に第19回日本絵本賞読者賞【山田養蜂場賞】受賞をされたとのこと。このような賞を受賞した絵本を著者である先生自ら読んでいただけること、また、椅子に座り、子どもたちと目線が近くなった先生の優しいお顔を拝見し、担当者としても優しい気持ちになりました。
最後はスクリーンでの読み聞かせ「ぽんちとちりん」。庭で飼われている老犬ぽんちと室内で飼われている若い犬のちりん。二匹をとおして相手を思いやることの大切さを知ることができました。このお話は子どもたちに一番好評だったみたいで、子どもたちは食い入るようにスクリーンと先生を見つめていました。また、保護者の中には涙ぐむ方もいらっしゃいました。
読み聞かせの合間には、先生の体験談を踏まえた子育てについてのお話しをしていただきました。先生のお話しを聞く保護者からは始終、笑いや感嘆の声が絶えず、皆さん熱心に耳を傾けていました。特に、「ゴキブリが好きな子ども」のお話は皆さん印象深かったようで、アンケートにも書かれていました。
講演会後の書籍の販売とサイン会では、行列ができ、参加者は先生との記念写真を希望されていました。また、「ぽんちとちりん」が売り切れてしまった後も、購入を希望する方々が多く、取り寄せることになりました。先生が帰られる前には和光市図書館へのサインもしていただき、当日出勤していた職員とカウンターでの記念撮影にも応じていただき、今回の講演会は和光市図書館にとって30周年を飾るとても素敵な機会になりました。これからも志茂田先生をはじめスタッフの皆さまが、今回のような読み聞かせを通じ子どもたちの笑顔があふれる場面を数多く創り出していただくこと、また、そのご活躍を和光市図書館職員一同祈願しております。本当にありがとうございました。
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