第31回「山形県保育のつどい記念講演
「絵本の読み聞かせで育む絵本の心」
天童へは確か3度めの訪れです。もっとも保険調査員時代の20代後半のときに訪れた記憶が残っており、それを入れれば4度目ということになります。
いずれも仕事でした。テレビ番組の取材だったのかなあ、天童名物の人間将棋をスタンドから観戦したことが強く印象に残っています。さて、今回は山形県の保育関係団体連絡会が主催です。前夜祭風の懇親会に招かれました。毎年余興のお芝居をやることになっているそうですがこれに僕にも出演するよう、懇親会が始まってから言われました。エッ、とびっくりしましたが、これも趣向のようです。そのお芝居ですが、うんとこしょ どっこいしょ の「おおきなかぶ」が演し物。でも、いろんな物語がアレンジされて、桃太郎は出てくるは、鬼たちは出てくるは、舌切雀も登場するは、赤ずきんちゃんも狼も現れて、ハチャメチャの展開で、出演者も数十人という大作お芝居でした。僕はおばあちゃんを呑み込んだ狼の腹を割いておばあちゃんを助け出し、そのあと、腹を縫う役で出ました、おおきなかぶが抜かれた後、天童産の美味しいかぶの浅漬けも登場し、出演者一同で賞味して目出度く幕になりました。続いて花笠踊りが行われ、これにも飛び入りだ参加しました。そうして、天童の夜はふけて…
翌日の講演は前夜のお芝居の余韻が残っていて、読み聞かせの実演時には完全に物語の世界に入り込んでいました。
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