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絵本 読み聞かせ旅日記 No.372

 
神奈川県 厚木市 厚木市総合福祉センター 編

日付
2014年12月6日(土)
旅先
神奈川県 厚木市
会場
厚木市総合福祉センター
著者
志茂田景樹 隊長

 
 

   お恥ずかしいことですが、年が明けて桜がほぼ満開の時期に、この旅日記を書いています。野暮用も含めてなんやかんやで、す〜〜ぱっぱ〜、と時間が過ぎていきました。人権週間にちなんでの講演です。自分が中学1年時にうけたいじめを振り返りながら、いじめと子供の人権について話をさせていただきました。引っ越した先の街の中学に進んだので、友達は1人もいませんでした。同級生は同じ小学校から進学した者同士でグループを作っていました。僕は孤立していました。それに中学時代の僕は体の成長が遅く、クラスで2番めのチビでした。チビでもキビキビと健康ならよかったんですが、虚弱な体つきでした。いじめられる条件が揃っていたのでしょうね。昼休みは弁当を早くすませると、すぐに図書室に行きました。いじめっこ達はここまではいじめにこなかったから、避難したということです。後で振り返ると有益な避難になりました。新美南吉の作品と出会うことができました。この頃はまだ一般には無名の存在で、若くして夭折したこの童話作家の作品が教科書に載るのは、まだ大分、後のことです。



神奈川県 厚木市 厚木市総合福祉センター 編

 

   講演に先立ち、中学生人権作文の入賞作品の表彰式が行われました。楽屋にいた僕は会場入りしたときにいただいた「中学生人権作文 入賞作文集」を読みふけっていました。現今の中学生の人権意識はしっかりしているなあ、と感心しました。それをきちんとした文章で表現している。厚木市の皆さんは、図書館島に置いてあると思いますので、ぜひお読みになってください。


 
 
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