八王子市の西の方に位置する、東京を少し離れた団地の中に、こんなに素朴な小学校があるのだと感動しました。
校門に入り車から降りると、子ども達がお花でお出迎えしてくれました。子ども達もPTAのご父兄も、たのしみに待っていてくだっさたのを心から感じました。
私達「読み聞かせ隊」は、とても心配していたことがありました。当日フルートを演奏してくださる予定だった永井さんが急に出られなくなり、パニックになってしまいました。
そこで、初めての参加となる高梨真澄さんが来てくださることになり、一安心しましたが、それからがまた大変です。当日、絵本を車の中で読んで、横川小学校の読み聞かせでぶっつけ本番です。でも志茂田隊長の読み聞かせに合わせてすぐに物語の中に入って下さり、すばらしい音色のフルートで「ぞうのこどもがみたゆめ」「まんねんくじら」「ぽんちとちりん」を語りの中に入れて下さいました。まだ9月17日に結婚したばかりの新婚さんです。今回初めてですのに、本当に物語を一層深いものにして下さいました。
学校では読み聞かせを6年間続けてきたという校長先生のお話しどおり、子供達もすごーくたのしそうに、そして悲しいところは悲しい顔で、物語の中に入ってきてくれていました。
終ってから校長先生からのお礼のことがとても心に残り感動しました。学校で読み聞かせに取り組む前は、子供達がおちつかず大変だったそうですが、読み聞かせを始めてここ6年間で、子供が落ちつき、本に興味を持ち大好きになり、読み聞かせをたのしむようになったとのことです。PTAと先生方が一体となり子供達を育てていることがよくわかり、本当にいい学校だなあとおもいました。
今、世間では子供のことを、親は学校の責任にし、学校は家庭の責任にすることが多いようですが、この学校ではそんなことはないと思えました。本当に校長先生の素朴さに感動しました。
これからも読み聞かせに親と先生方が力をあわせて、子供達を育てあげてほしいと思います。感動の一日でございました。
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