新宿から小田急線で1時間半、小田原市にやってきました。今日は市内の桜井小学校、城北中学校、会場である報徳小学校の3校合同交流会です。
創立30年ほどのこの学校の近くには二宮尊徳の生家があります。二宮尊徳、つまり二宮金次郎はこの地域の農家に生まれ、両親を亡くし親戚の家に身を寄せて働きながら勉強して立派な農政家・思想家になった人です。そのため「勤勉」の象徴となり、今でも多くの学校に薪を背負って本を読みながら歩く金次郎の銅像があります(ちなみに私が通っていた小学校・中学校にもあり、「夜になると薪の本数が増える」というのが怪談の1つでした。金次郎さんごめんなさい)。学校の名前「報徳」というのは二宮尊徳の思想のひとつです。
読み聞かせは3作でした。1作目の後、応援に来てくれた小田原在住のソプラノ歌手、渡邊清美さんに急遽1曲歌って頂くことになりました。ポプラワールドでは読み聞かせだけでなく歌や楽器の演奏もたくさんしていますが、学校訪問だとほとんどできません。貴重な機会なので(私の下手なピアノ伴奏ではありましたが)「もみじ」を聴いて頂きました。秋らしくなってきたのでピッタリですね。清美さんの声はとても優しい、落ち着く声でした。
ちなみに、志茂田先生のお父さんが小田原出身で、今でも親戚がこの近くに住んでいるそうです。ということで、終了後の懇親会では子供時代の話等をしていました。
この間の小金井(先生が小学生時代を過ごした場所)といい、今回の小田原(お父さんの出身地)といい、先生のゆかりの地巡りができてしまいました。実際にその場所に行くと、先生が話している子供時代のことが自分のことのように懐かしくなってしまうのが不思議です。
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