絵本 読み聞かせ旅日記 No.391
「読み聞かせin竹富島」 竹富島は木造赤瓦の家々が白砂の道を挟んでゆったりと存在感を放っており、歩いていると一瞬、どこかの隠れ里に紛れ込んだような思いにさせられます。 観光客が乗った荷車を牽いた水牛とすれ違い、ここは観光の島なんだと改めて現実に引き戻されました。 島の人口は361人、しかし、毎日、その何倍もの観光客が訪れます。
こぼし文庫は、この竹富島をこよなく愛した随筆家の岡部伊都子さんが建てて竹富町に寄贈したことに端を発しています。 岡部さんは、その2年後に亡くなられましたが、絵本、図鑑の類も多く、島の小中学生にとってはなくてはならない文庫になりました。 この日は島の小中学生が対象の読み聞かせ会でしたが、保護者、それ以外の島の人、観光客が集まり、庭で大勢の立ち見の人が耳を傾けるほどの盛況ぶりでした。 先に送っていたプレゼントの絵本児童書にサインをしましたが、島の小中学生はとても伸びやかな印象で、サインを終えたときにはこちらも伸びやかな気持ちになっていました。
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