絵本 読み聞かせ旅日記 No.393
「もっともっと楽しく生きよう」 紫雲山常楽院 施餓鬼記念講演 常楽院の住職千葉義担さんは僕の高校時の同学年生でした。常楽院は久しい前に火災で本堂を消失、以来、本堂の再建は代々の悲願になっていました。
千葉住職は学生時代から木造の本堂を再建することに情熱を傾けて、ケヤキの大木を建材にするべく海外各地にも足を伸ばして原木を求め続けました。
その願いが叶ったのは平成19年(2007)年のことで、現在の社寺建設では稀有なことですが、総ケヤキ造りの本堂が落慶しました。特筆すべきは、世界初の免震システムが採用されていることです。
いつも本堂での講演は心洗われる心地になります。
真夏ですが、開放された本堂には涼風が吹き渡り、外で鳴くセミの声が声明のように耳朶に響きます。
講演をしながら俗世間の塵がパラパラ落ちていくような錯覚を覚えました。
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