「介護に携わる人の心のケア〜自分自身を大切にする〜」
エイチエル介護セミナー
洋野町には今回初めて訪れました。依頼がきて岩手県に洋野町という自治体があることを初めて知りました。
岩手県沿岸部の最北端に位置しており、隣県青森の八戸市と生活、経済の関わりが深いそうです。
会場ではおもに市内の施設に勤務している介護関係の方々が待っていてくれました。
読み聞かせ、生涯学習、男女共同参画などをテーマに多くの講演を行ってきましたが、最近は人権や、介護がテーマの講演も増えてきました。そういう方向に時代が流れているということを表しているのだと思いますが、Twitterで相談を受ける事例でもその傾向が窺われます。
介護は精神的にも肉体的にも大変ハードな仕事になりますので、使命感や、誇りも必要ですが、何よりも自分自身に対する心のケアに留意しなければなりません。
介護を行う人が心のリズムを崩していたとしたら介護を受ける人の心も不安定になるでしょう。
特別養護老人ホーム、身障者施設、グループホームなどでも講演を行ってきており、その前後に現場の人達が抱えるいろんな悩みに接したことで、介護の現場の人達には自分の心のケアが不可欠であると確信するようになりました。
講演の中で「ぞうのこどもがみたゆめ」を聞いてもらいました。
その日の宿所八戸シーガルビューホテル前の海浜はよく整備され、「花と月の渚」と命名されて観光名所になっています。大震災の傷跡はどこにも見あたりませんでした。 |