「和白青松園慰問読み聞かせ」福岡東ロータリークラブ提供
和白青松園は福岡市東区の玄界灘に面した断崖にある児童養護施設です。
松林に囲まれて数棟が静かな佇まいを見せて僕ら慰問の一行を迎えてくれました。
児童養護施設を訪れ読み聞かせを行ったことは過去数回ありますが、この和白青松園が規模的にいちばん大きいものでした。
読み聞かせに先立ち、園心尽くしの昼食をご馳走になりましたが、昼食を頂いた部屋の前の廊下に、朱筆でそれぞれ「祝進学!」「祝就職!」と入れられて何人かの氏名が墨書で貼り出されていました。児童養護施設は高校を卒業すると出なければなりませんので、来春、ここを出る子供たちの中で早くも進学や、就職を決めた子供がそれだけいるということです。
読み聞かせの冒頭でその子供たちの名を挙げておめでとうを言わせて頂きました。
「ぽんちとちりん」の他2話を語らせていただきましたが、子供たちの感受性は豊かで反応がよく語り甲斐がありました。
終わって子供たちの居住棟を見学させて貰いましたが、機能的な造りに感心させられました。
1室に数人が居住するのでチャンネル争いが起きないようテレビは2台ずつ設置されていました。
庭に出て久々に松籟を耳にして思わず傍のアカマツの梢を振り仰ぎました。 |