絵本 読み聞かせ旅日記 No.438
特急ひたちに乗るのは何年ぶりでしょうか。 今はいわきまでしか行きませんが、3・11大震災の前年の2010年11月にいわき市の先の双葉町に講演で訪れました。 子どもフォーラムという町のイベントの記念講演でしたが、控室でPTAの女性の方々が抹茶を点ててくれました。 お茶受けの地元産の和菓子も大変美味しかったです。 講演のほうは小中高校生も多くきてくれて盛り上げて貰いました。 帰途、主催者の方がわざわざ原発のフェンスに沿った道を通って大熊駅まで送ってくれました。 それから半年も経たないうちに双葉町や、隣接の市町村が被災するとは…まさに一寸先のことは解りません。 双葉町を訪れる2,3年前には原町市(現南相馬市)を訪れ講演を行いました。 その旧原町市も大きな被害を蒙りました。 ひたちのアナウンスが終点ひたちを告げたとき、僕の胸はチクチク傷みました。
いわき市は寺井広樹さんが始めた涙活の活動が活発なところで、会場は満席でした。 その涙活イベントとしての読み聞かせ&トークショウになりました。 開会冒頭で「ぼくの天国ポスト」の版元である絵本塾出版さんからいわき市内のすべての市立保育園に同絵本を贈呈する贈呈式が行われました。 トークショウに先立ち「ぞうのこどもがみたゆめ」を語りました。 「ぼくの天国ポスト」の読み聞かせは地元の涙活メンバーの女性が行いましたが、子供を含めて多くの方々が涙を誘われていました。 イベント終了後のサイン会も盛況でした。 お子様を連れた親御さんは殆ど写真を所望されます。 被災地の1日も早い復興を祈りながら帰途に着きました。
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